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明日も良い日になりますように

【おすすめ本特集】地方創生/活性化を勉強するために読むべき本・事例集

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わん先生。先日、クライアントに「地方創生」について色々質問されたんだけど、知識が無さ過ぎて何一つ役に立たなかった悔しい出来事がありました。(そもそも専門じゃないけど。。。)てなわけで、地方創生の勉強を始めたいんだけど、何かおすすめの本はあるかな??

 

 

「地方創生」は確かに取っ付きやすそうだけど、意外に知識を持っていないフィールドであったりするもんね。ただ、日本に住んでいる以上、「地方創生の概要」くらいは勉強して、ある程度語れるようになっていてもいいかもね。今日は、そんな君のために地方創生を勉強する上で有益なおすすめ本を紹介していくよ。

 

 

 

 

本日紹介する本のカテゴリーについて

 

地方創生と言っても色んな切り口があると思うので、本記事では主に2つの切り口(カテゴリー)で本を紹介していきたいと思います。

1つ目は、地方創生そのものの考え方についての本。いわゆる大枠をきちんと説明してくれているようなもの。

2つ目は、地方創生の具体的な事例に特化した本

この2点の切り口でご紹介できればと思います。

というより、この二つのカテゴリーの本を読めばその辺の人より圧倒的に地方創生に関しての知識が付くと思います。

 

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地方創生一般論(大枠)に特化した本

地方創生大全

 

まずこの本ですが、

木下斉さんという

町づくりのプロ中のプロの人が書いた地方創生に関する本。

 

木下 斉(きのした ひとし)

高校時代に全国商店街の共同出資会社である商店街ネットワークを設立社長に就任し、地域活性化に繋がる各種事業開発、関連省庁・企業と連携した各種研究事業を立ち上げる。この時期よりブログ「経営からの地域再生・都市再生 ( http://blog.revitalization.jp )」を開始。その後、大学に進学し、経済産業研究所リサーチ・アシスタントや東京財団のリサーチ・アソシエイト等を兼務。2008年より熊本市を皮切りに地方都市中心部における地区経営プログラムの全国展開を開始。事業による地域活性化を目指す全国各地のまちづくり会社、商店街と共に2009年に一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス設立。2010年には内閣府政策調査員を務めるなど、政策立案にも取り組み、2012年からエリア・イノベーション・レビュー( http://air.areaia.jp/ )を毎週発行し、必要な政策提言や失敗事例集などの発表を行っている。さらに2013年からは公民連携事業機構を発足、2015年から公民連携プロフェッショナルスクールを開始している。

アマゾン紹介文より

 

高校時代から町づくり一本できている木下さんが書いた地方創生大全、地方創生を勉強するのであれば、必ず読んでおきたい本の1つとなります。

 

概要

日本一過激な請負人のノウハウを1冊に凝縮した、日本一まっとうなガイドブック。
地方が抱える問題を「ネタ」「モノ」「ヒト」「カネ」「組織」の5つに体系化。
28もの「問題の構造」を明らかにし、明日から取り組める具体的な「再生の方法」を提言する。

アマゾン紹介文より

 

地方が抱える問題をフレームワークに落とし込み、

各問題の解決方法を提言しているもの。

地方創生を考えるうえの目線を提示してくれています。

よって、これからどのような目線で地方創生を分析すべきかが分かるため、

一番最初に読んでおきたい本であると思います。

 

稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則

概要

地方は消滅しない!
縮小社会を生き延びる術、本気の人だけに教えます!
人口減少社会でも、経営者視点でまちを見直せば地方は再生する! まちおこし業界の風雲児が、地域ビジネスで利益を生むための心構えから具体的な事業のつくりかた、回し方までを、これからの時代を生き抜く「10の鉄則」として初公開。自らまちを変えようとする仲間に向け、想いと知恵のすべてを吐露する。

アマゾン紹介文より

こちらも木下さんの本。

この本はどちらかというと地方でこれから何か事業を始めたい人向けに、補助金のあてにならなさ、撤退ラインの引き方など、よりビジネスの実践に近い目線で綴られているもの。これもかなり勉強になる1冊です。

 

田舎力 ヒト 夢 カネが集まる5つの法則

概要

800の農産漁村を歩いてつかんだ、地域活性化のポイントが詰まった1冊。

著者の金丸氏は、総務省地域力創造アドバイザー、農林水産省ブランド化支援事業プロデューサーとして活躍するジャーナリストです。全国の食の生産現場をまわって、地域活性化事業の取材やコーディネートを手がけるうちに、金丸氏は、成功する田舎の共通法則を見出しました。高齢化と財源不足に苦しむ過疎の村を、逆転の発想で「かっこいい田舎」「豊かな田舎」のモデルに導いた先駆者たちには、5つの力、すなわち
1.発見力 2.ものづくり力 3.ブランドデザイン力 4.食文化力 5.環境力
があったのです。本書のなかで著者が「いまや、新しいソフト力は、起死回生を達成した田舎にこそ学ぶ時代が来たのだといえるだろう」と述べているように、ヒト・カネのない田舎に観光客や視察団のみならず就職希望の若者が続々訪れるようになった事例には、リソース不足の組織をいかに再生させるかのヒントが隠されています。
 地域活性化事業の関係者、Uターン・Iターン希望者だけでなく、新しいビジネスモデルを模索するすべての人々にとって役立つ「発想」が、必ず見つかる1冊です。

アマゾン紹介文より

この本は、地方創生をする上で、現地に足りないリソースをいくつかの切り口からピックアップして、そのリソースをいかに生んでいくかを説明しているものとなります。これも木下さんの物とは違う切り口から説明をしているので、読むべき1冊であると思います。

 

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地方創生の具体事例が学べる本

神山プロジェクト 未来の働き方を実験する

概要

若者とクリエイターが集まる奇跡の町、神山町の物語

IT(情報技術)ベンチャーの“移転ラッシュ"に湧く過疎地がある。徳島県神山町――。

鮎喰川の畔に広がる人口6100人ほどの小さな町だ。
高齢化率は46%と、少子化と高齢化に苦しむ中山間地の典型のような地域だが、名刺管理サービスのSansanをはじめ9社がサテライトオフィスを開いた。

ヤフーやグーグルなど大企業の社員が短期滞在で訪れることもしばしばで、空き家として放置されていた古民家が続々と姿を変えている。
その動きはオフィスだけではない。
移住者の増加に伴って、店舗や施設のオープンも相次いでいる。

ここ数年を見ても、パン屋やカフェ、歯医者、パスタ店、図書館などが神山MAPに登場した。

アーティストやクリエイターなどクリエイティブな人材の移住も進んでおり、まさに町が新しく生まれ変わっている印象だ。 
 なぜ神山に集まるのか、その秘密をひもとく 

アマゾン紹介文より

 

徳島県神山町、地方創生を語るにはここの事例を知っているのはマストだと思います。

80歳のお年寄りがタブレットを使いこなし、綺麗な葉っぱをネットで販売する事業を展開する株式会社いろどりをはじめ、多くのベンチャーが参入している。(このいろどりも面白い会社ですよ。社長さんと何度かお会いしたことがありますが、徳島にかける情熱が半端じゃなかった。是非、徳島県神山町の事例を勉強してみてください。

www.irodori.co.jp

ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる

この10年全米で一番住みたい都市に選ばれ続け、
毎週数百人が移住してくるポートランド。
コンパクトな街、サステイナブルな交通、
クリエイティブな経済開発、人々が街に関わるしくみなど、
才能が集まり賢く成長する街のつくり方を、市開発局に勤務する著者が解説。
アクティビストたちのメイキング・オブ・ポートランド。

アマゾン紹介文より

 

アメリカのポートランド州。(ヨーロッパのポーランドではないです。笑)毎年多くの移住者がいる街。そこには緻密な戦略、取り組みがある。日本の地方創生を勉強する上で、このように海外の別の切り口を知ることで、大いに役に立つので是非おすすめの一冊。

 

地方創生実現ハンドブック

 

概要

人や仕事が増え、地方が元気になる処方箋
「まち」に活力を取り戻す「地方版総合戦略」に携わる 自治体担当者は必携


製造業の海外進出が定着し、地方が工場を誘致して地元に活気を生み出すのは難しくなりました。地方を元気にするには、地方が自ら産業を育て、人が集まる環境を作り出す「地方創生」が重要になっています。

国の戦略に沿い、2016年3月末までに全国の自治体は、地方創生のための総合戦略を策定することが求められています。本書では、全国各地を取材し、地方創生の成功事例17件、地方で新たな産業を生み出す核となるベンチャー企業、地方有力企業の情報690社分を掲載し、総合戦略の策定を後押しします。

これからは、東京のまねをしても、地方は元気になりません。地元の魅力的な人、観光資源、伝統工芸などに着目したり、地方ならではの課題解決を考えたりして、その地方ならではの産業を育てていくことが重要になっています。そこでは、ベンチャー企業や地方有力企業の小回りのよさが効果を発揮します。地方に眠っていた人や資源をうまく結びつけ、「まち」に活気を生み出すベンチャー企業や地方の有力企業が活躍を始めている現場をきめ細かく取材して紹介しています。

地元を元気にしたい自治体関係者、地方企業経営者、まちおこしに取り組むNPOの方などに役立つヒントが満載の1冊です。

アマゾン紹介文より

 

これは地方創生を勉強する上で本当に役に立つ本です。 全国各地の地方創生の取り組みを細かく記載しており、多くの事例に触れられる本となっています。私のおすすめは、木下さんの本とこの事例集があれば、地方創生についてその辺の人より多くを語れるようだけでなく、より深い議論を進めることができると思います。

 

 

「日本の地方を何とかしたい」そう思っているけど、具体的に何から始めていいのか分からないときは、まずは現状を把握するためにご紹介させていただいた本から情報を得るのも1つだと思います。

 

 

さて、明日から月曜日。

今週も電車の移動時間でシコシコと本を読み進めます。

今週読む本は、『明日の広告』まだ読んでいないのが恥ずかしいくらい有名なやつですかね。笑

ではでは、明日からもお仕事頑張っていきましょう。

 

 

記事の著者:なむちゅう

大学卒業後、大手総合商社に入社。

2019年3月までに会社を辞め、

妻と共に独立予定。

土日にゆる~~くブログを更新してます。

TOEIC930/TOEFL94/一児のパパ