就活生の皆様、こんにちは。本日はリクルーター面接を突破するための対策方法と、リクルーター面接制度を採用している企業一覧をご紹介していきます。
リクルーター制度を採用している企業はここ数年増えてきています。しっかり対策をして絶対内定を勝ち取りましょう。
リクルーター制度とは?
私自身、学生時代は総合商社、メーカー、金融、ベンチャーとさまざまな企業を視野に入れて就活をしました。もちろんリクルーター面談を何度も受けましたし、リクルーター制度を採用している企業からも内定をもらいました。現在は、大手総合商社にて勤務しています。
リクルーター…就活を始めた皆さんなら一度は聞いたことがあるようなフレーズではないでしょうか?簡単に説明すると、就活サイト(リクナビ、マイナビ等)にて対象企業にエントリーすると、その企業で働いているあなたの大学のOBOGが直接あなたに連絡を取り、面談を行い、採用をするという選考形式。エントリーをすると大抵カフェ等に呼び出され、30分~1時間程度面談をします。その人から高評価をもらえれば、次の面接者が後日あなたに連絡をします。低評価であれば、電話はかかってこなくなります。このように順々にOBOGと面談を5回~10回程度行い、最終的に本社の人事部、役員と面談をして正式に内定を出される。こんな選考フローとなります。
近年、このリクルーター制度を活用する企業が増えてきた印象です。というのも、リクルーター面接は、通常の面接選考よりもじっくり学生と会話をすることができ、よりミスマッチのない採用ができるからです。簡単に通常の面接とリクルーター面接の違いを見ていきましょう。
このように、リクルーター面接では1回あたりの面談時間が30分~1時間と長いです。なおかつ、面談回数も少なくとも5回は存在します。企業と学生、双方がお互いを知れる機会が多く、結果的に双方にとってミスマッチを減らすことができます。
また、学生にとっても沢山のメリットがあります。大学のOBOGが面談をじっくりしてくれるので、より会社を知れるのはもちろんですが、何より「面接練習になる」これが学生にとっての大きなメリットです。リクルーター面接を通じて、話す練習をしてください。そういう意味でもリクルーターを採用している企業にエントリーをするのは大事だと思っています。
リクルーターを付けてもらう方法
リクルーターをつけてもらう方法ですが、大きく2つあります。1つ目は、リクナビ、マイナビ等でプレエントリーをする。プレエントリーをすると企業側にあなたの出身大学、連絡先が送られます。企業の人事部がそれを各大学事務局に展開します。そして、各大学事務局のメンバーが直接あなたにセミナーや面談の連絡する、このような流れが一番王道です。注意しないといけないのは、その企業にあなたの大学の事務局があるかないかです。ギリギリのラインとなるのはMARCHや関関同立です。これらの大学の事務局がある企業もあればない企業もあります。事務局があるかないかは、大学の1個上の先輩などに聞いてみるしかないでしょう。
2つ目のリクルーターをつけてもらう方法は、1つとやや派生するのですが、プレエントリー後にその企業のセミナーに何回か参加すること。金融とかには多く見られるのですが、セミナーに2回以上参加するとリクルーター名簿に載るなんて噂もあります。なので、プレエントリーした後に何度かその企業が開催しているセミナーに参加してみましょう。そうするとリクルーターから直接連絡来ると思います。
残念ながら、リクルーターが付かなかった人は、一般面接を突破するしか道はありません。もちろん、リクルーターを採用している企業にも一般面接での採用フローもあります。事務局がない大学でも優秀な学生はいます。そういう学生を取りこぼさないように一般面接フローも用意されています。なので、リクルーターが付かなかったら、一般から申し込みましょう。
リクルーター面接の対策方法
「初めまして、〇〇株式会社の〇〇と申します。」とあなたに連絡があった後、面接予定を調整します。大抵、あなたの大学エリアの周辺のカフェとかでやります。私は関西の国立大学出身で、いつも梅田でリクルーターとは会っていました。で、指定されたカフェに行くと、リクルーターがそこにいますので、適当にコーヒーを頼みます。ちなみに会った瞬間からリクルーターはあなたを見ていますので、カフェに入った瞬間から言動には気を配ってください。それでは、具体的な対策方法をご説明していきましょう。
リクルーターは何を見ているのか?
就活生の皆さんの中では色んな憶測がありますよね。何を見られているんだろうか、何を基準に高評価、低評価にされてしまうのか。非常に気になる点だと思います。そこをクリアにしていきたいと思います。
①あなたがその会社で働いているイメージができるか(人間性)
これは恐らくどのリクルーターも感じ取ろうとしていることです。一般面接では短い時間の中でその人の人となりを判断しないといけません。しかし、リクルーター面接では、1回あたりの面接が30分以上かつ5回以上学生と接触することができます。その中でリクルーターはあなたがその企業の雰囲気と合っているかを丁寧に判断できます。ここの判断の仕方はリクルーターそれぞれですが、主に人となりを見ています。一緒に働きたいようなキャラクターか、うちの会社に入社させてうまくやっていける人間性か、このあたりを会話の中から探っています。なので、学生としては、月並みの言葉でいうと自分らしくいつもの感じで話すことが結果的に、あなたにとっても企業にとっても良好なマッチングに繋がります。ここは対策という対策はありませんが、飾らないままのあなたで話すことが重要です。
②あなたの考え方(ビジョン、地頭)
これらについては面接の中で具体的に判断されていく項目となります。正直、日系企業の採用では、あなたの能力を買って採用することはほとんどありません。大抵がポテンシャル採用です。つまり、社内で育てていくというのが日本のスタイルです。よって、あなたの具体的な能力を問う質問よりも、あなたの考え方、意欲、ビジョンを問うような質問が多いです。「こいつは育てるに値するかどうか」これを見ています。以下の質問を通じて、あなたの考え方、ビジョン、地頭を見られていますので、今からしっかり準備をしてください。私はこれらの質問を100回以上考え直した気がします。笑 一部ではありますが、内容をシェアしていきたいと思います。
リクルーター面接で聞かれる内容の例
以下では具体的に面接で聞かれやすい質問を挙げてみました。最低でもここは考え抜き、論理的に話せるようにしてください。
・自己紹介してくれる?
・なんでこの大学を選んだの?
・学生時代頑張ったことは?
・なんでそれ頑張ったの?
・学生時代に何か成し遂げたことある?
・なんでそれやろうと思ったの?
・なんでそれ成し遂げられたの?
・今までの挫折の経験は?
・それどう乗り越えられたの?
・友人からあなたはどう見られていると思う?
・なんでそう言えるの?
・将来どんな大人になりたい?
・100億円あったら何やりたい?
・あなたにとってリーダーシップとは?
・リーダーやった経験あるの?
・あなたの弱みは?
・今どんな業界を志望しているの?
・なんでその業界がいいの?
・将来、何かやってみたいことある?
・なんでそれやってみたいの?
・あなたを採用したら会社にどう貢献できる?
・その根拠は?
・海外で働くことどう思う?
・うちの事業で興味ある分野ある?
・なんで興味あるの?
こんな内容を主に聞かれます。
というか、これをしっかり考えて作りこんでおけば、大抵の質問が来ても打ち返せます。ただ、絶対に守るべきポイントは、①論理的に話す②長々と話さない③イキイキと話す④しっかり根拠を持った回答にする。少なくともこの4点は常に意識してください。
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リクルーター採用企業一覧
>日本銀行
>三井住友銀行
>東京三菱UFJ
>みずほ銀行
>東レ
>新日鉄
>トヨタ自動車
>大阪ガス
>旭化成
>日本生命
>関西電力
>中部電力
>東京電力
>JR東海
のような面々です。代表的な大手企業ばかりですね。少なくとも、これらの企業にはプレエントリーをしてリクルーターをつけてもらいましょう。
最後に
リクルーターを突破すると初めて、最終役員面接に案内されます。なので、まずは各大学の事務局リクルーター陣を突破し、最終面接までこぎつけましょう。また、以下いくつかのおすすめの本とサイトをご紹介しておきます。
この本は、就活におけるバイブルです。上記で聞かれやすい質問リストを用意しましたが、その本質的な質問をどうやって準備すべきかを分かりやすく言語化してくれています。就活生はまずはこれを必ず一読すべきです。
また、いきなりOBOG訪問は不安だという人は、とにかく色んな社会人と話す練習をしたほうがいいです。私は話す練習として以下のサービスを利用していました。無料でお肉が食べられて、かつ社会人と会話をすることができる、いい練習機会です。
個人的にはこういうところで他大学の女子大生と出会えるのが最大のうれしさ。(画像はイメージです。笑)
それでは、皆様の就活がうまくいくことを祈念しております。
記事の著者:なむちゅう
大学卒業後、大手総合商社に入社。
2019年3月までに会社を辞め、
妻と共に独立予定。
土日にゆる~~くブログを更新してます。
TOEIC930/TOEFL94/一児のパパ