ワン先生。
スーツケースを買おうと思うんだけど、
選び方がイマイチよく分かりません。
どのサイズを買うべきか、
どのブランドがいいのか、
押さえるべき機能は何なのか…。
おすすめ等あったら教えてほしいです。
確かにスーツケースの選び方や
ブランドは迷うよね。
今日は、
失敗しない選び方と
おすすめブランドを
細かく紹介していくよ。
- 本記事でのスーツケースの選び方について
- スーツケースの選び方の流れ
- ★1★自分に必要な容量(リットル)を把握
- ★2★買う上で気を付ける具体的なポイント
- ★3★要件をクリアしているスーツケースを選ぶ
- 最後に
本記事でのスーツケースの選び方について
皆さん、
スーツケースってどのように選ばれますか?
「好きなブランドから選ぶ!」
「いやいや機能性でしょ!」
「う~ん、やっぱり価格重視かな!」
このように、
色んな切り口で
スーツケースを探されるかと思います。
スーツケースを選ぶ方法は
確かに色々あるかと思いますが、
本記事では、
以下の流れで選んでいきたいと思います。
個人的には、
この選び方が一番ベストな買い物の仕方だと思います。
スーツケースの選び方の流れ
★1★自分に必要な容量(リットル)を把握
まずスーツケースを買う上で、
どのくらいの大きさが
自分に必要なのかを把握しましょう。
スーツケースはサイズも大きいので、
ネットで買う人も沢山いると思います。
なので、
間違ったサイズを買わないためにも、
自分に必要なサイズを知っておきましょう。
早速ですが、以下の早見表をご覧ください。
こちらがスーツケース各社が提示している、
リットルと宿泊数の目安をまとめたものです。
あくまで目安ではありますが、
ご自身が宿泊する日数に対して、
必要なリットルを把握してください。
ただ、
「帰りにお土産を沢山入れたい!」
「色んな服・荷物を持っていきたい!」
という方は、
ワンサイズ大きなスーツケースを
買ってもいいかもしれません。
とにかく、
まず買うべきサイズ感を把握しましょう。
ご参考>身長183の私が90Lのリモワを持つとこんな感じに。
ひとまず買うべきサイズが分かったら、
ここからスーツケースを買う上で、
気を付けるポイントを説明していきます。
<ここまでのまとめ>
まず自分の買うべきサイズを把握する。
★2★買う上で気を付ける具体的なポイント
さて、
続いてはスーツケースを買う上で
気を付けるポイントを
説明していくよ。
まず大前提に、
「スーツケースは軽くて丈夫」
これが一番です。
なぜかと言うと、
重いと運ぶときに大変!
というのはもちろんですが、
荷物が重すぎると、
航空会社から超過料金を
取られてしまうからです(WTF!)
スーツケースを預ける際、
航空会社には
規定重量が設けられており、
預けられる荷物の重さの上限が
実は決まっています。
重量が超過すると、
超過料金を請求されるため、
スーツケース自体が軽い
に越したことはありません。
なるほど、
確かに軽い!
に越したことはことはなさそうだね。
そして、
丈夫さも絶対に必要だよね。
空港に預けた後、
スーツケースは
酷い扱いを受けることが多し、
何より長く使いたいから、
丈夫であることに
越したことはないよね。
ここから具体的に
気を付けるポイントを
説明していくよ。
ポイント①スーツケースの採用素材
まずは素材に着目していきましょう。
採用素材?何それ?重要?
って話だと思いますが、
使われている素材によって、
スーツケースの重量
スーツケースの耐久性
が大きく変わります。
そして、繰り返しになりますが、
「スーツケースは軽くて丈夫」
これが良いスーツケースだとされています。
なので、
スーツケースに採用される素材はとても重要。
色んな素材を採用している
スーツケースがありますが、
「軽くて丈夫」
を現時点で最も実現しているものは、
ポリカーボネイト
という素材です。
ポリカーボネイトとは、
プラスチック素材の中で
最高の耐衝撃性と誇り、
航空機や自衛隊の盾にも採用される
頑丈なプラスチック素材です。
この素材を採用している
スーツケースだと、
衝撃が加わっても割れずに、
凹むことで衝撃を受け流します。
安価なプラスチック素材の物だと、
割れてしまったりすることが
実は多いんです。
このポリカーボネイトを採用することで、
「スーツケースは軽くて丈夫」
という鉄則に対応することができます。
<ここまでのまとめ>
スーツケースの素材は、
「ポリカーボネイト」
「もしくはそれに準する特許素材」
を採用しているものが好ましい。
スポンサーリンク
ポイント②スーツケースのローラー
続いてのスーツケースを選ぶ上で
気を付けたいポイントは、
スーツケースのローラー。
「走ればええやん!」
と聞こえてきそうですが、
ローラーも、
きちんと考えるべきポイントです。
ローラーには、
大きく2つのタイプがあります。
①4輪タイプ
②2輪タイプ
基本的にはこの2つのタイプです。
参考>こちらは4輪タイプのダブルキャスター。1つのローラーにタイヤが2つついているタイプ
参考>通常の4輪タイプ
参考>2輪タイプ
どちらがいいかは正直皆様の判断次第です。
ご参考までに、
メリデメをまとめた以下のマトリックスを
ご覧ください。
両者共に、
メリット/デメリットがあるのは事実です。
ただ、
個人的にはスーツケースを買うなら、
4輪タイプを強くおすすめします。
理由は、至ってシンプルで、
一番ちょこまか移動するのは空港、
もしくは空港までの公共交通機関、
であるとするならば、
その時に2輪だと
不安定で走行がままなりません。
4輪だと、
かなり安定した走りができますので、
ちょこまかした動きにも、
ストレスなく対応。
私が4輪を推す理由は以上シンプルです。
で、路面が荒れているような道には、
スーツケースは持って行かない。
これで対応すればいいと思います。笑
南米のペルーにはさすがにバックパックで行きました(笑)
★3★要件をクリアしているスーツケースを選ぶ
ここまで、
スーツケースで押さえるべきポイントを
簡単にご説明してきました。
ここからは、
これまで説明してきたポイントを
満たしているスーツケースを
”厳選”しましたので、
ご紹介していきます。
これまでご紹介してきた項目を
全て満たしている
選び抜かれたスーツケースブランドを
5つ紹介していきます。
紹介するスーツケースは、
各社の主力商品である
90L 級(一週間用)のモデルで
比較を行います。
なので、違うサイズがほしい方は、
同じブランドから、
必要なサイズのスーツケースを
選択してくださいね。
それでは、早速ご紹介していきましょう。
以下が本日選び抜いた5社の
スーツケースのラインナップです。
縦軸には、会社と商品名。
横軸には、
スーツケース選びにおいて
考慮すべきポイントを並べております。
この5個のスーツケースは、
お伝えしてきたスペックをきちんと押さえ、
軽くて丈夫なスーツケース達です。
こうやって並べてみると、
かなりメジャーで人気なスーツケースが多い。
ただ、やはり人気なスーツケースは、
軽くて丈夫という鉄則を
守っている商品のようですね。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
<アメリカンツーリスター>ダーツ
●容量:91L
⇒アメリカンツーリスター最大級
●重量:4.7kg
⇒90L級で5kgを切るのはかなり軽い
●採用素材:ポリカーボネイト
⇒今回お話しした素材
●ローラー:4輪ダブルキャスター
⇒ダブルキャスターなので実は8輪!!
よって荒れた道でも安定感が期待
●保証期間:3年間
⇒この価格でかつ3年保証は手厚い
●Amazon取扱日:2016年9月
⇒まだまだ新しいモデル
●価格:22,680円
⇒このスペックでこの低価格は衝撃です
●アメリカンツーリスターとは
1933年にアメリカで誕生した「アメリカンツーリスター」は、
ラゲージブランドとして旅人のためのカバンを作り続けてきました。
高い技術力と品質、
そしてその独創的なデザインはアメリカ市場で広く受けいれられ、
全米では誰でも知っている旅行かばんブランドとして
サムソナイトに次いで世界第2位の規模を誇る
旅行かばんブランドに成長し、確固たる地位を築きました。
1995年に世界No.1のラゲージブランド「サムソナイト」の傘下に入ってからは、
そのグローバルネットワークを積極的に活用して
世界約40ヶ国もの都市で販売されています。
「より丈夫で、より機能的で、より美しいデザインを」。
これが創業以来変わること無く受け継がれている、
アメリカンツーリスターのポリシーです。
アマゾンブランド紹介より
アメリカンツーリスターは、何よりもコスパが高い。採用素材もあの高級スーツケースのリモワと同じポリカーボネイトだし、ローラーも4輪のダブルキャスターで、荒れている道も安定感ある走りをしてくれるよ。安くてかつある程度のスーツケースがほしい方には本当におすすめです。
<サムソナイト>コスモライト
●容量:94L
⇒サムソナイト最大級
●重量:2.8kg
⇒これは意味不明な軽さ
ご予算に都合が付くならこの軽さは確実に買い
私は今持っているリモワが壊れたら、
これを買う予定です。
●採用素材:カーヴ(特許品)
⇒サムソナイトの特許品
ポリカーボネイトよりも軽くて丈夫
まさにスーツケース世界No1メーカーの本気さが感じられる
●ローラー:4輪軽量キャスター
⇒ローラーもダブルキャストではなく
あくまで軽さを重視の4輪キャスター
●保証期間:10年間
⇒この保証期間の長さ、疑います。笑
ただアマゾン経由で購入しても
きちんとメーカー保証の10年が付きます。
それほど壊れないという自信があるのでしょう。
●Amazon取扱日:2013年8月
⇒デザインを小変更しながら、
ずっと同じスペックできています。
●価格:77,760円
⇒このスペック、10年間保証で8万切ります。
10年保証の時点で、
よほどのことが無い限り壊れる品でもないです。
一生物のスーツケースになると思います。
何回も買え替えるより断然良さそうですね。
●サムソナイトとは
1910年、アメリカ・コロラド州デンバーで
創立されたスーツケースのリーディングカンパニー。
時間と資金を持つ富裕層だけに旅行が許されていた時代から、
誰もが旅行を楽しむことができる時代が訪れると、
「サムソナイト」は様々な旅行者のニーズをとらえた
豊富なラインナップを開発するようになります。
”旅行者にとって最高のラゲッジを創る”
というチャレンジの中で、
世界初の軽量スーツケースや
キャスター付きスーツケースなど、
現在では欠かせない機能を他社に先がけて
導入することに成功してきました。
アマゾンブランド紹介より
サムソナイト、さすがにスーツケースNo1メーカーだね。ちょっと改めて比較してみるとさすがに凄すぎて、(笑)次は個人的にこれ買います。
<RIMOWA~リモワ~>サルサ
●容量:97L
⇒容量は各社の中でも最大級
●重量:4.8kg
⇒100L近く入るスーツケースで
5キロを切るのはかなり軽い
●採用素材:ポリカーボネイト
⇒素材は当然ポリカーボネイト。
このポリカーボネイドを
世界初で採用したと言われているのが
このリモワのサルサです。
●ローラー:4輪ダブルキャスター
⇒リモワのこのダブルキャスター、
本当に動かしやすいです。
97L級とかなり大きなサイズでも
すいすいと動かせてしまいます。
●保証期間:5年間
⇒圧倒的自信の5年保証。
たぶん5年も10年も
そこまで変わらないのでしょう。笑
個人的には10年保証にしてほしいところ。
ただリモワを使って6年目ですが、
未だに壊れていません。
●Amazon取扱日:2017年7月
⇒デザインがよく変更されます。
気に入ったデザイン、カラーを選びましょう。
●価格:89,640円
⇒スーツケースのルイヴィトン。
というか2017年より
LVMHのブランドなので、
リモワ=ルイヴィトンです。
よってお値段もやや高めです。
ただ、所有している喜び、
そして、上品かつ壊れないという安心感。
いつかはアルミニウム製の
リモワのスーツケースが欲しいです。
●RIMOWA(リモワ)とは
高性能なプレミアムラゲージで
世界をリードするブランドです。
1898年の創業以来、
高い品質と革新性に富んだ製品づくりを真髄とし、
1937年にはアルミニウムを、
2000年にはポリカーボネイトを
スーツケースの素材として取り入れました。
世界に3,000名の従業員を抱えるリモワは、
製品の開発から
熟練工による精巧を極めた製品づくりの多くを、
創業地であるドイツ、ケルンで行っています。
今もなお創業家に受け継がれるリモワは、
2017年1月LVMHグループの一員となり、
創業家のディーター モルシェックと
アレキサンダー アルノーが
共同CEOとしてブランドを牽引します。
アマゾンブランド紹介より
スーツケースのルイヴィトン。さすがに値段は高かったけど、個人的に本当に良い買い物だったと思っています。所有している喜び、そして、6年間沢山使っても壊れない丈夫さ。これからもリモワを応援していきたいと思います。
スポンサーリンク
<サンコー>スーパーライト
●容量:93L
⇒容量はサンコーでの最高クラス
●重量:4.2kg
⇒サムソナイトには及ばないが、
軽さで有名なアメリカンツーリスターよりも
軽量化を実現
●採用素材:ポリカーボネイト(HTポリカ)
⇒採用素材はもちろんポリカーボネイト
しかし、ここのポリカーボネイトは一味違う
サンコー鞄のHTポリカは、
信頼あるメーカーとの共同開発により生まれた、
進化したポリカーボネート。
2枚のポリカーボネートの間に
クッション性の高い素材を挟んだ3層構造で、
ポリカーボネート単独構造より耐久性、
柔軟性をさらに向上させることに成功した。
アマゾン紹介ページより
また、今回は大きく取り上げていない、
スーツケースのフレーム部分、
ここをマグネシウム合金を採用し、
軽量化、耐久性をさらに高めている。
このあたりが何とも日本製らしい。
●ローラー:オイルキャスター
⇒走りのスムーズさを追究した結果、
オイルキャスターにたどり着いたという。
安心の日本設計「HINOMOTO」製、
50mmの大型4輪キャスターを採用。
オイル封入キャスターは、
走行と同時に車軸にオイルが塗られることで
摩擦熱からホイールを守る。
耐久性に優れ、なめらかで快適な走行が可能だ。アマゾン紹介文より
●保証期間:なし
⇒ここは少し残念なポイント。
他社をもっとベンチマークし、
保証期間などを設定してほしい点。
ただ正直、
海外旅行とか行く際は
保険にも加入するので、
スーツケースメーカーが
保証を用意する必要は確かにないのかも
●Amazon取扱日:2017年1月
⇒サンコーのスーツケースはお洒落
よくデザインも変更されますね。
●価格:32,400円
⇒名古屋の鞄メーカーのサンコー。
メイドインジャパンという安心感。
そして、値段もこのスペックで3万円。
納得の価格ではないでしょうか。
●サンコーとは
「サンコー鞄」は
1893年に桑山彦次郎により
名古屋市白川町にて創業された
日本のスーツケースブランドです。
創業者の彦次郎のあだ名は「仏の彦次郎」
無口でただひたすら鞄づくりに
励んでいたと言い伝えられます。
ようやくここで登場しました、メイドインジャパン。細部までのこだわりが海外ブランドにはない点ですね。また、サンコーのスーパーライトは色の種類の豊富さも人気を集めています。メジャーなスーツケースメーカー以外を攻めたい方には特におすすめです!
<ACE>プロテカ
●容量:93L
⇒容量はACEでの最高クラス
●重量:5.7kg
⇒今回で言うと一番重量が重いが、
ハンドルが他社よりも持ちやすいで有名。
(ハンドルなどの小物部品で加重されている)
前提として他のスーツメーカーと比較すれば軽い。
●採用素材:ポリカーボネイト
⇒採用素材はもちろんポリカーボネイト
また、スーツケースのフレーム部分、
ここをマグネシウム合金を採用し、
軽量化、耐久性をさらに高めている。
ここはサンコーと同様。
●ローラー:サイレントキャスター
⇒走りの際、
音を最大限にまで減らすキャスターを採用
快適な走りを実現している。
体感音量を大幅に軽減した
新開発の「Silent Caster(サイレントキャスター)」
を採用。
安定性と静音性を兼ね備えた
大型キャスターがスムーズで
軽やかな走行を可能にします。
アマゾン紹介文より
●保証期間:3年間
⇒これがプロテカの目玉。
3年間何度でも無償で保証してくれます。
これは他社にはない、大きな強みです。
一番スーツケースが壊れやすい
空港預け後も保証。
これはかなり手厚いです。
アマゾン紹介ページより
●Amazon取扱日:2015年3月
⇒まだ新しいモデルです。
●価格:49,680円
⇒メイドインジャパンのスーツケースブランドで
恐らく一番人気のある高級メーカーのACE。
このスペックと保証で5万を切るなら、
そこまで高くはないと思います。
安心の日本製、
ここもサムソナイトと勝負でしょうか。
●ACEとは
https://www.proteca.jp/concept/brand.php
1940年に創業者新川柳作が
大阪・天王寺にカバン店「新川柳商店」を開店。
日本人のニーズに合った
機能性を備えた日本製のスーツケース
「シルエット」を販売。
以後、「エース」のスーツケースは
独自の進化を遂げ、
世界で最も先進的なスーツケースと言われるように。
日本が誇る高級スーツケースメーカー。さすがメイドインジャパンと言わんばかりの丁寧な作り込みと、スーツケースの機能性。確かに5社で比較してみると、やや劣勢化のようにも見えるが、保証の手厚さ、そしてスーツケースそのもののクオリティ、実はかなりねらい目なのです。(言わずもがなですが。笑)
最後に
本日は、スーツケースの選び方、
そして具体的なおすすめスーツケース。
この2点を紹介してきました。
スーツケースに求めることは
人それぞれかと思いますが、
個人的には①重量②耐久性
この2点はやはり外せないと思います。
結果、
採用素材等をしっかり見て買うべきです。
紹介した商品はほんの一例ですが、
皆様のスーツケース選びに
少しでも貢献できたのなら幸いです。
それでは、素敵な相棒と素敵な旅へ、
いってらっしゃいませ。
(メルボルン/オーストラリア)
記事の著者:なむちゅう
大学卒業後、大手総合商社に入社。
2019年3月までに会社を辞め、
妻と共に独立予定。
土日にゆる~~くブログを更新してます。
TOEIC930/TOEFL94/一児のパパ