どうも、なむちゅうです。
先日、ふと妻にこう言われました。
「●●君(私の名前)、なんで男性って
家庭内で指示待ち人間になる人が多いと思う?」
その時、
私は「お風呂掃除をして~」と妻に言われたので、
ゴロゴロしているところから、
お風呂掃除に取り掛かるところでした。
恐らく、妻の感覚としては、
「休日だし、
いつもこの時間に娘をお風呂に入れているんだから、
そろそろお風呂掃除しておいてくれたらいいんじゃない?
というか察してアクション取ってくれない?(怒)」
こういうニュアンスがあの言葉には
込められていると私は感じました。
妻は至ってにこやかに私に伝えてくれましたが…。
確かにその通りです。
家庭内で指示待ち人間になっていたかもしれません。
しかし、なぜそもそも指示待ち人間になっているのでしょうか?
夫の立場として、指示待ち人間になっている理由を考察してみました。
家庭内で夫が指示待ち人間になる
世の中全ての旦那様が該当するわけではありませんが、
私自身、
「指示待ち人間」と言われた時に少しハッとしました。
確かに妻の言われてからアクションを取ることも多いと思います。
>M(娘の名前)の哺乳瓶洗っといて~
>(外出する前に)Mのエルゴ準備しといて~
>(妻が料理中に)ちょっとちゃんとMちゃんのこと見ててよ~
>(授乳中に)お水取ってくれる?
>(娘が泣いている状況で)おむつを変えといて~
>(お風呂行く前に)着替え準備しといて~
>(お出かけする前に)靴はかせといて~
>(子供が泣いている状況で)ミルク作って~
>(妻が選択している状況で)洗い物しといて~
いや~こう挙げると沢山出てきますね。
私、立派な指示待ち人間になっていました。
確かに普通に考えれば、
上記であげた事って、
言われる前に気が付いて、やるのが当然。
しかし、このようなセリフを
奥様方から言われている男性の方も
結構いらっしゃるのではないでしょうか?
私個人としては、育児には積極的に関わりたいタイプで、
我ながら気も多少は遣えるタイプだと自負していました。
しかし、いつもアクションは妻の指示の後。
こういうことを会社とかでやってしまうと、
こっぴどく叱られるものです。
なぜ夫は家庭内で指示待ち人間になってしまうのでしょうか?
夫が能動的に動かない理由
恐らく色んな家庭の形があり、
それぞれの家庭で文化が存在すると思います。
なので一概にもこれが理由であるとは決して言えないのですが、
僕なりに考えてみました。
①夫は仕事、妻は家庭という古い考えを少なからず持っている
夫=外で仕事を行いお金を稼いでくる
妻=家庭内の仕事を行う
勝手にこういう役割分担を描いてしまっている男性も多いと思います。
平日、満員電車に揺られ、上司からこっ酷く叱られ、
取引先からは文句を言われ、残業もして、家に帰る。
「休日くらいゆっくりさせてくれ」といったところでしょうか。
よって、
自発的に家庭のことを行う
という姿からは程遠く、
あくまで手伝ってほしいことがあればやるよ?
くらいのスタンスかもしれません。
②自分で積極的に関わるよりも妻に任せた方が効率がいいと考えている
このパターンは特に子育てにおいて多く見られる場面かもしれません。
例えば、自ら夫が進んで赤ちゃんのうんちを替えようとしたとします。
しかし、夫はうまくうんちを替えることはできません。
そこに妻が来て、
「ちょっと~、手にうんち付いちゃってるじゃない!(汗)」
とサッとうんちを替える。
この時夫は、色々考えるでしょう。
>あぁ、せっかく進んでやろうとしたのに怒られてしまった。
(承認欲求)
>あぁ、俺ってうまくできなんだな。
(自信喪失)
>今度からは、頼まれてから動こう。
そうすれば失敗しても仕方ないって思われるし。
(指示待ち人間の誕生)
こういう感情の移り変わりイメージ付くでしょうか?
男ってご存知の方も多いと思いますが、案外子供です。
”大きな子供(夫)”と思う人が多くいるくらいですから。
褒められないとしょげますし、
自分のことを見てくれないとヤキモチ焼きますし、
ダメな夫というレッテルを張られると、
「あ、俺ダメな夫なんだ~」と感じてしまう男性も多いと思います。
僕は家庭内で仕事ができないというイメージを持った男性は、
積極性が大いに無くなります。
そりゃそうですよね。
妻から家庭内で仕事ができないというレッテルを張られ、
「俺はどうせうまくできない」というセルフイメージを持った夫が、
よぉーし!といって家庭内でテキパキ動くかというと、、、
難しい話ですよね。
なので、そういうイメージを少なからず持っている男性は、
家庭内でかなりの確率で指示待ち人間になります。
「妻がやった方が効率がいい」
と考えている時点で、
「妻より仕事ができない」
と認識しているようなものなので。
ただ、この話も奥様方からすると、
「いやいや、
あなたのセルフイメージとかどうでもいいから、
とりあえず、娘のためにやってくれる?」
という声が聞こえそうですね。笑
指示待ち人間になってしまった夫をどうすべきか
これ、自分に置き換えて考えてみました。
仮に指示をされないと全く動けない私がいるとして、
どうすれば積極的に家庭に関わるようになるのか、
気遣いができるようになるのか。
必要性を感じたとき
例えば、あることを頼まれて、
普通にこなして、元の位置に帰る。
こういういつものパターンがあったとします。
奥様「ちょっと~、お風呂掃除してくれる~?
旦那様「はいはい。」
旦那様「洗っといたよー。」と元の位置に帰る。
奥様「ありがとう~」
行動の中身はなんでもいいとして、
こういうやり取りが多くないですか?
奥様方、贅沢な話を言います。
もし、飲み込んでいただけると幸いです。笑
最後の「ありがとう。」
はもちろん言った方がいいのでしょうが、
それに加えて、
「ありがとう~。助かったー!」
この一言で十分です。
いやいや、
こっちは料理してるんだから、
それくらいしろよ!
ごもっともです。
ただ、先ほども説明した通り夫は大きな子供です。
その「助かった」という一言だけで、
あ、「必要とされているんだ。」
という承認欲求が満たされます。
それを何度か繰り返してみてください。
「家庭内で仕事ができない」
というレッテルが徐々にはがれてきて、
積極的に少しづつ行動し始めるかもしれません。
奥様方には大変無理なお願いである思います。
しかし、温かい夫婦関係を作るためには
お互い歩み寄らなければなりません。
当然、夫も自ら歩みよる必要がありますが、
いかんせん大きな子供です。
大きな心をもっている奥様方から歩み寄っていただけると、
男性も動きやすいかもしれません。
イクメンという言葉に対する違和感
ここ最近イクメンという言葉をよく耳にします。
定義は色々あると思うのですが、
「育児や家庭に積極的に参加するメンズ」
だと勝手に定義しています。
しかし、この言葉にはとても違和感があります。
私は海外に数年住んでいた経験もあります。
40歳前後の夫婦、子供2人、犬1匹
という家庭にホームステイをしていました。
レイチェル(奥さん)は専業主婦で、
ジェイソン(旦那)は銀行で働いている
普通のサラリーマンです。
平日19時ごろにジェイソンは帰宅し、
ご飯を食べる前に、
子供たちと一緒に犬の散歩をします。
レイチェルはその間に料理を準備し、
ジェイソンたちが散歩から帰ってきて、
皆で食事をとります。
その後、家族でリビングで団欒をし、
レイチェルが後片付けをしている際、
ジェイソンは子供たちの宿題の添削をしていました。
これはこの家が特別だからではありません。
これが世界ではスタンダードです。
イクメンという言葉がもしあるとするならば、
ほとんどの家庭がイクメンです。
世の中の男性(私含め)、
イクメンなんてふざけた言葉は口にせず、
「家族の幸せのために自分に何ができるのか」
という高い視座も持って生活をしたいですね。
そうすれば、
指示待ち人間といわれることもなくなるかも?
精進します、はい。
7つの習慣にも書かれています。
家庭内が上手くいかないことを他人のせいにしてないか?
まずは、自身から歩み寄ること。と。
夫婦お互い歩み寄り、理解しあう。
これが結局は一番大事なんですよね。
僕は極力週末は家族サービスではなく、
家族と楽しい時間を過ごすように心がけています。
野球観戦とか。
あ、僕が楽しいだけか(笑)
それでは、皆様の家族が笑顔で溢れますように。
ちゃお^^☆